キングダム49巻発売したけど、何が面白いのか?

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史上最高に面白い漫画、キングダム49巻が発売された。

お世辞抜きで最高に面白い。何がこんなにも惹きつけるのだろうか。

キングダムが最高に面白い理由は「ダブルストーリー」「個と全体」

からさらに考察を深めたい。

そもそもは中国の春秋戦国時代が舞台。殷(いん)、周、春秋戦国の春秋戦国時代ですね。ちなみに、殷、周、春秋戦国の続きは、秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清。世界史で覚えた。懐かしい。

春秋戦国時代ってあんまり世界史で取り上げられていた記憶が無いし、秦も「秦の始皇帝が中華統一」くらいでさらっと流していたけど、キングダムはこの春秋戦国の騒乱の時代の中を、秦が中華統一を果たしていく物語なのであります。

主人公はただの下民。このただの下民がひょんなことから後の始皇帝とお近づきになり、共に死線をくぐっていく。当然すんなりと中華統一に向かうはずもなく、内紛あり、連合国との戦ありと、紆余曲折だらけのストーリー、というのが超大まかなあらすじ。

そんなキングダムの面白ポイントの一つは、やっぱりダブルA面だろう。

後の始皇帝は王族として、下民は戦人(いくさびと)として中華統一に向かって突き進んでいくのだけど、これは往年の名漫画サンクチュアリで、2人の主人公のうち一人が表世界の政治界を、もう一人が裏世界のやくざ界でしのぎを削りながら日本を変えようとするのと同じ構成。

王族として動かしていく政治の話と、戦人として戦い抜いていく戦の話がダブルA面のように進行しながらもそれぞれ相互に絡み合い、中華統一に向けての大きな物語が進んでいくことになる。

シングルA面だとどうしても単調になってしまうところが出てきがちだけど、このダブルA面感によって、たえず物語に抑揚がついていてぐいぐい引き込まれていくことになるんだよなぁ。

そして、そんなキングダムのもう一つの面白ポイントは、シンデレラストーリーにあると思う。

主人公の戦人は、もっとも身分の低い一兵卒からはじまり、参加する戦参加する戦でめぼしい働きを重ね、百人将(一兵卒百人を束ねる部隊長)、三百人将、千人将、三千人将、五千人将(今、ここ)、そして将軍、大将軍へと、その位を駆け上がっていく。

もちろん、これも一つ一つの戦にドラマがあり、簡単には書き尽くせないのだけど、それでも敵の大将首をとって出世階段を駆け上がっていく姿は読んでいて単純に痛快なんだよな。サラリーマン島耕作的といいましょうか。

 

他にも、敵も味方もひと癖もふた癖もある魅力的なキャラクターばかりのところとか、戦における戦略と戦略のぶつかり合い、裏のかきあいや、武力と武力の衝突などなど、魅力的な要素が盛りだくさんのキングダム。ますます目が離せませんわ。

 

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