キングダムが最高に面白い理由は「ダブルストーリー」「個と全体」

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キングダム46巻発売。

キングダム

最高に面白いマンガ。

私とキングダムとの出会いは、アメトーークの「キングダム芸人」。

ケンドーコバヤシやサバンナ高橋のトークにやられ、試しに1巻を買ってみたら止まらない。結局当時出ていた40巻程度を一気に大人買いした。

 

キングダムとは、、、

中国は春秋戦国時代。歴史で習った、秦の始皇帝が中華を統一する物語。

司馬遼太郎よろしく、史実をもとにした歴史フィクションだけど、まぁ紀元前の史実だから、ストーリー、キャラクターのほぼすべてがフィクションだろう。

 

そんなキングダムの面白さの秘密は、

「ダブルストーリー」と「個と全体」だと思う。

まずはダブルストーリーについて。

キングダムの中心人物は2人いて、後に秦の始皇帝として中華統一をする若き大王と、後に秦の大将軍になる若き下僕。

ひょんなことから近づく2人が、兄弟・家族との王族争い、国内の有力者との主権争いを経て、共に中華統一を目指し、

大王は政(まつりごと)の世界を駆け進み、下僕は戦の世界で立身出世していくダブルストーリーになっている。

 

ちなみに、ダブルストーリーの名作マンガと言えば「サンクチュアリ」。

日本にはびこる老醜と戦い、日本を変革しようとする若き2人組(浅見と北条)の物語。

浅見は政治の世界を進み、北条は裏の世界を進みながら、共に日本に革命を起こそうとする。

サンクチュアリもキングダムもそれぞれの世界でポジションを上げながらつき進んでいくさまは、課長 島耕作よろしく、出世から決して目をそらすことができないサラリーマン魂をくすぐる。

そんな、ダブル(立身出世)ストーリーに加え、キングダムの面白さのツボが「個と全体」だ。

ここで言う「個」とは登場人物のこと。マンガに限らず、人をひきつけ続ける物語には、個性豊かな登場人物たちが欠かせない。

脇役と呼ぶにはもったいない登場人物の数々。彼ら、彼女らを主役としたスピンオフストーリーがいくつも想像できる、そんな個性的なキャラクターが物語に厚みを持たせる。

当然キングダムも、敵、味方入り乱れての名キャラのオンパレードなのだが、それだけだと他のマンガも同じだ。

キングダムが面白いのは、戦国時代をテーマとしているからこその、国と国の、まさに生きるか死ぬかを賭けた大戦が繰り広げられるところだ。

この戦こそがキングダム最大の見ものだ。知略を駆使した駆け引き。そして武力の攻防。

マーケティングは戦争に由来があり、孫子の兵法やランチェスター戦略など軍事書がマーケティングの参考書として重宝されたりもするけど、本物の戦は、マーケティングなんて生っちょろいものじゃない。

どう戦うか。どうおびき寄せるか。どんな罠をしかけるか。何万という兵力をどこにどう割くか、・・・

知略部隊が徹底的にシミュレーションして戦略を立て、それでも現場で起きる想定外の数々に対して武力部隊がその場その場の判断で戦術を展開していく。

そして、最後は武力の衝突。

この、何万人という軍と軍の知力と武力がぶつかりあう全体観と、その中で差配をふるったり、首をとりあう多彩なキャラクターにフォーカスした個の視点の絶妙な混ざり具合。

全体の中で個が生き生きと描かれ、また個を通じて全体が動いていく。この「個と全体」の絶妙なブレンド具合こそが、キングダムを別格のマンガにしている所以だ。

う~ん、続きが楽しみ。46巻まできてもまだ1国も制覇できていないけど。

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