面白いビジネス用語
中長期的に
相手方の依頼(得意先だったり上司だったり)に直接は応えないときの逃げ道
文例)「短期的には〇〇(自分たちがやりたいこと)に取り組み、中長期的にはしっかりと◇◇(相手方の依頼事項)にも取り組みます。」
そもそも、中長期的って数字で表すとどれくらい先のことなのかが不明だし、中期と長期の違いも良くわからない。要は、すぐに取りかかるわけではない、と問題を先延ばしするための用語。
「中長期のロードマップも必要だ」とか言い出す人も多い。
そこはもう政治なんだよね
得意先のキーマンや上層部、上司の好みで決まること。
文例)「今回のポイントはコストだと言われていて、我々の提案の方がコストを下げたのに、別会社に決まるっておかしくないですか?」「うちとしても御社の提案を押したんだけど、そこはもう政治でこうなったんだよね」
こうならないためにも、現場の人ではなく、上層部と直接交渉することもあるが、その場合現場の人の顔をつぶすことにもなるので、取ったあとの仕事は非常に進めにくくなる。
えいやっ
何の根拠もなく決めること
文例)「先方から情報をいただかないと、ちょっとうちでは分かりかねますよね」「担当者も情報を持ってないだろうから、そこはもう、えいやっで、ね」
特に、力しごとをするわけではないのに、えいやっ。精神的な力しごとってことかな。
同義語に、「鉛筆ナメナメ」もある。鉛筆ナメナメのほうが少し、自分たちに都合よく決めるニュアンスがある。