普段は新幹線でパソコンを打ち始める音にイライラしている僕が、なんと自分が新幹線でパソコンをパチパチと打ち始めた話の続き。
ブログの下書きをパチパチパチパチ進めていた。3列シートの窓際に座っていたので時折外を眺めながら。この辺は、のどかでいいなぁ~とか、平日の川沿いのグランドは誰も使ってへんな~とか思いながら。パチパチパチパチ。逆側に視線をやると、隣の2席には誰もいず、通路を挟んで老夫婦が缶チューハイ飲んでるわ、この時間に軽装備でどこ行くんやろとか思いながら。またもパチパチパチパチ。
そしたら、急にその老夫婦のテーブル上の荷物がガサゴソとなった。なんか奥の窓際に座っていた初老旦那がトイレにでも行こうとしたのか初老妻のテーブルの上の荷物に引っかかったみたい。
それを横目にまたもパチパチパチパチ。
~~~~~~~~~~~だよ!!!!!!!!
(??)(僕)
「さっきから、パチパチパチパチうるせーんだよ!ここは会社じゃねーんだよ!」(老人)
(??)(僕)
(!!)(僕)
(あ、俺に文句言っている)(と気づき、通路のこちらのシート寄りに立って怒鳴っている老人の顔を見る)
「おい、聞いてんのかよ!さっきから、パチパチパチパチうるせーっつってんだよ!ここは会社じゃねーんだぞ!」
(は???うわ、全然ひょろこいおっさんが怒っている。殴ってくるかな。殴ってきたら殴り返すしかないか。いや、殴ったらあかんか。けど、正当防衛やろ。けど面倒なの嫌やしなぁ)(とか思いながらも、じーっとおっさんの顔を見つめる)
「なんだよ!なんか言ってみろよ!」
(あ、言うことなくなっている。最後は殴ってくるか、くるか、どや)(更におっさんの顔をじーっと見つめる)
「やるんだったらよ、もう少し静かにやれよ」
「っつったくよう・・・」
(あ、収まった)
(通路を挟んだ窓際の自分の席に帰っていくおっさん)
(帰ってった、帰ってった。けどそんな言い方ないんちゃう?いや、確かにうるさかったかもせえへんけど、言い方があるやろう)
と思いながら、まぁ、キーボードをたたく音に意識を向けながらも続けました。
で、思ったけど、少し意味合いは違うけど、これって怒りをコントロールするアンガーマネジメントに近いのかもな(普通は自分の怒りをコントロールする時に使う言葉だけど)。
人の怒りってそんな長いこと持たないからちょっと耐えていれば収まっていくっていう。相手が怒っているときに下手にこちらが反論とかすると火に油を注ぐというか、みすみす怒りの材料を与えるようなものになってしまうからじっと耐える。一個のネタでそう怒りって続くものじゃないから。
ちなみに、この話にはさらに後日談があるのですが、
それはまた次回・・・