すぐ空気を読み、同調圧力に弱い日本人の背後には効率主義が

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日本人はすぐ空気を読み、同調圧力に弱い、みたいなことをちょいちょい耳にする。

同調圧力の正確な意味は、

地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。(ウィキペディア)

ということのようだけど、「日本人はすぐ空気を読み、同調圧力に弱い」という表現が意味していることって、多数意見に合わせる強制力の問題というよりは、みんなと同じようにしておきたいとか、周りの人の様子を見て判断したいとかっていう、自発的に多数意見に合わせようとする心持ちや行動を指している。

ワチキも自分の行動を振り返るとそういう心持ちや行動をとっていることが多いかもしれない。外人のパワフルな自己主張力に比べたら圧倒的に日本人は周りの目を気にするというか、その場の空気を読む人は多いと思う。

で、この特性って割とネガティブな文脈で使われることが多いと思うけど、では、なぜ日本人は同調圧力に弱いのだろうか。

みんなの様子を見て決めるとか、みんなと同じようにしておこうとするのって、みんなと同じようにしておけば安心っていうのが大きいと思うけど、それでは、なぜみんなと同じようにしておけば安心なのだろう。

みんなの様子とかお構いなしに、周りと違っていても自分が正しいと思うことを突き通した場合、自分だけが周りとは違うことをすることになるので、周りは何かしらの個別対応が必要になる。徹底的に効率性を追い求める日本人は、この個別対応を嫌っているのではないか。個別対応というのはどうしても非効率的になってしまう。

みんなと同じようにしておけば、仮にそのやり方がうまくないやり方だとしても、集団としてまとまっているので周りは個別対応する必要はなく、集団としての一律対応が可能となる。と考えると、みんなと同じようにしておけば安心というのは、”自分のためにわざわざ個別対応という非効率的な要素が生まれないという安心感”なのではないだろうか。

翻って、外人って、日本人ほど効率化を求める感じがしないんだよな。10%不良品ができるなら110%作っとけ、みたいな考え方だからな。日本人は不良品率の10%を何とか下げられないかということに心血注ぐ国民というか。で、日本人が不良品率を下げることだけにとらわれている間に、外人は、たとえ不良品率が30%になろうとも、これまで全く思いもしなかった商品を作っているんだよなぁ。

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