落語の世界に生きる人はみなどこか憎めない

落語

日本の古典芸能、落語。

友人、知人から時折勧められながらも、わざわざ寄席に行くのはどこか足遠く、飛行機の機内サービスで聞こうとするも、途中で転寝をしてしまう。

人生で寄席に行ったのは一回こっきり。

私と落語の関係はそんな程度なので、詳しいことは知る由もないけれど、

ご隠居さんも、はっつあんも、吉原の女衒も女将も、落語の世界に生きる人たちはみんなどこか憎めない人たちばかりっていう説には至極納得。

性根の悪い人は一人もいないというか。ただうなぎを食べたいがあまり他人を騙そうとするやつとか、いたいけな子供を女郎部屋に売っ払おうとするやつとか、旦那に黙ってこっそりと饅頭を食べようとするやつなんかも登場するけど、その姿がどこか滑稽で。一言で言えば人情ってことなんだろうけど。

で、話はぶっ飛び、

10月から消費税増税とキャッスレス決済ポイント還元が施行されるわけですが、

先日も商店街で細々とお店をやっているおばあちゃんがニュース番組のインタビューに答えていた。

その店は惣菜や唐揚げなんかを持ち帰りで売っているような小さな店なのだけど、店前にちょっとしたベンチが置いてあって、年配の方なんかは休憩がてらそこで買ったものを食べていったりもするみたい。

で、女史曰く、

「そこで食べるからって、10%ももらえないよ〜」

「ちょっと食べていきたい人もいるじゃない〜」

「もう50年からずうっとそうやってきたもん〜」

「それが下町の人情ってものよ〜」

う〜ん、そうだよな〜。

「はい、いらっしゃい。唐揚げ3個ね。持ち帰り?だったら8%ね。あ、違うの?そこで食べてく?あ〜、だったら10%ね。」

いやいやいや、そんな無粋なことはしないのが下町の人情なんだよなぁ。

で、もう一つぶっ飛ぶと、

夏休みに、宮城は楽天生命パークにプロ野球楽天イーグルスの試合を見に行ったのだけど、

さすが楽天。球場内の支払いはすべてキャッシュレス。現金は一切使えず、自動販売機も現金不可という徹底ぶり。

やれedyやぁ、なんちゃらペイやぁ、ってそんなもん持っていない人情派の私は、

売店で300百円くらいの応援用風船を買うのもクレジットカード、牛タン丼にもクレジットカード、ビールの売り子さんにもクレジットカード。ひたすらクレジットカードで決済し続けた。

これ、便利?

う〜ん、まぁ、便利なのかもしれないけど、なんかバーチャルなゲーム世界にいるみたいというか、お金のありがたみがないというか。

キャッシュレスは人情レスやねえ。