クロールはゆったり泳ぐと速くなる!
子供の頃スイミングを習っていたので、あっしはクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4種目とも泳げる。
あっしらが子供の頃、習った順番は
①クロール⇒②平泳ぎ⇒③背泳ぎ⇒④バタフライ
だったと記憶しているが、
最近は
①クロール⇒②背泳ぎ⇒③平泳ぎ⇒④バタフライ
の順に習うみたい。
その理由は、クロール、平泳ぎの順番にしてしまうと、クロールと平泳ぎが泳げるようになった時点でスイミングを辞める子が増えたためとか。
日常生活で絶対に使わないバタフライはおいておいても、やっぱり平泳ぎは泳げるように、との親心があるんでしょうね。
先日、ひょんなことから大人の水泳大会を見に行ったのに刺激を受けて、いっちょあっしもやったろかい、と一念発起して、クロールで大会に出るべく練習を開始。
ただ、何となく自分のフォームに限界も感じていたこともあり、最新のクロール事情を知ろうと本屋さんで出会ったのが本書。
トータルイマージョンとかエコスイムとかっていう言葉は聞いたことあったので、タイトルを見てピンときた。
書かれていることはいたってシンプル。
水の抵抗や体幹のブレを減らし、ストロークを長く大きくすることの重要性と、そのためのコツが書かれている。
具体的には、
- 腕:脚は7:3の割合
- 腕のストロークで進むべし。
- ゆっくりとストロークすべし。
- なんなら一回ずつ前で両腕を揃えるくらいから始めよう。
→これが最初はできなかった。
どうしても焦って腕をバシャバシャかいてしまって。
脚もバタバタしないと沈みそうになってた。
けど、だんだん慣れてくると、確かにゆっくりと水の抵抗を最小限に抑えながら、グイッ、グイッと進んでいく感じがイメージできるようになってきた。
他には、
- 息継ぎは腕をかきはじめと同時にスタートすべし(とまでは書いていないけど)。
- 腕をかいて足側に伸びた時に顔はあがっている。
→これも最初できなかった。あっしが子供の頃は腕で三角の窓をつくり、その窓から息継ぎをするって習ったと記憶していたけど、時代遅れみたい。
更には、
- かき始めた腕と同じ側の足でキック。
- 同軸を意識すべし。
→これも全く初耳学。バタ足はバタ足でストロークとは無関係にがむしゃらにやっていたのだけど、かく手とキックする足のタイミングを合わせると進む進む。
- で、刻むビートは6ビート。ドンッタッタ、ドンッタッタ。
と、まぁ言葉だけではなんのこっちゃっかもしれませんが、クロールをきれいに、そして速く泳ぎたい人にはこの本、おすすめです。
本書にはイラストが多用されているのでイメージもわきやすいかと思います。