キャンセル待ち31万人とも、42万人とも言われる、絶頂睡眠、ジェットコースター睡眠が体験できるヘッドスパ、悟空のきもち。
ひょんなことから予約が取れ、体験してきました。
予約の取り方〜体験編はこちら。
さて、いよいよ靴下を脱ぎ、背もたれの倒れた椅子に寝っ転がり、ひじ宛に両肘を置き、スタンバイオッケーになった私。
担当は河井さん(年齢37歳、容姿普通(マスク着用のため推測))。
目元にタオルをかけられ、いよいよ真っ暗闇に落ちていく。
胸元に優しくタオルをかけてもらい、痛かったら教えてください的なことを耳元で囁かれながら、完オチ間違いなし、絶頂睡眠と評される頭皮マッサージがいよいよ始まる。
圧は普通。痛くもなく、ゆるくもなく。
適切なリズムで、右側の肩~首元に始まり、後頭部、側頭部を経て徐々に頭頂部へ。右側が一通り終わったら次は同じように左側。
両側が終わったら、こめかみあたりや、小鼻のあたりといった顔面マッサージ。
さらにはデコルテあたりをマッサージ。うん、気持ちいい。
37歳、容姿普通ということで、特段の期待はないものの、そこは目つぶり暗闇が生み出す妄想力のなせる技かな、いつしか、えらいべっぴんさんに施術してもらっている姿を妄想する私。
あ、ちょっとボディ触れたな〜、なんてことを意識していたら、元気になってしまって、意識も覚醒。全然寝られへんやんけ〜。
あかん、あかん。今日は寝に来とんねん。ということで、気を取り直し?気を静め直す。
目にタオルをかけられ、暗闇の中でただただ全身を委ねているので時間感覚が全くないが、右首元〜右肩~右後頭部〜右側頭部~右頭頂部〜左も同様〜顔面〜デコルテで、1セット15分くらいの施術をリズミカルに繰り返していく。
これ何セット目やろう~、最後までこれが続くんかな~、この単調な作業の繰り返しっていうのが眠りを誘うんやろうな~、なんて思いながらも、まだまだ絶賛、意識覚醒中。
ただ、全く動くわけにもいかず、目を瞑り、頭をほぐされていると、確かに気持ちいいし、中世の貴族みたいな気持ちにもなってくる。
「意識が行動を促すのではなく、行動が意識を変容させる」認知的不協和的効果なのか、目を閉じ、真っ暗闇で気持ちよくヘッドマッサージを受けていると自然と気持ちも眠り状態へと誘われていくのだろうかなんて考えながら。。。
音楽も、ヒーリングやし。
う〜ん、癒されるミュージックや〜・・・
ん?
気のせいかな。
なんか、今、音が一瞬飛んだような。。。
まぁ、気のせいやろう。
はい、右〜、はい、左〜、はい、前〜。。もちろん掛け声があるわけではないのだけど、予測可能な単調なリズムの繰り返しが続く。
・・・
あかん・・・
この同じリズム、、、
だんだん思考力が削り取られていく・・・
もはやなんか考えるのが面倒くさい・・・
ユー!寝ちゃいなよ~・・・
ん?
なんか、ちょっと寒ない?
ということで続きます。