アッシは、大の花粉症である。
にも書いたが、この季節メガネとマスクが手放せない。
薬を飲むとか、注射を打つとか、舌下に薬を染み込ませるとか、いろいろ花粉症を和らげる方法があるのは知っているけれども、元来が医者嫌い、薬嫌い、化学嫌いのアッシとしては、なかなか手が出ない。
なので、必然的にメガネとマスクに頼りきりの生活を送っているわけであるが、
そもそも、なぜメガネやマスクが欠かせないのかというと、言わずもがなであるが、花粉が付着したり吸い込んだりしないようにするためだ。
特にマスクは、息を吸う際に大気に含まれる花粉も一緒に吸い込んでしまうのを物理的に遮断し、クリーンな空気のみを吸い込むためのものである。
一方、そんなマスクには別の用途もある。
最近では咳エチケットなる言葉も出回っているが、風邪などを引いた際に、咳に含まれる病原菌を外部に撒き散らさないための用途である。
これは先ほどの花粉対策とは真逆で、咳に含まれる病原菌を撒き散らかすのを物理的に遮断し、クリーンな空気のみを外部に排出するためのものである。
ここで、花粉症に悩まされているアッシは悩むことになる。
それは、花粉症に伴うくしゃみの対応である。
いくらマスクを着けているとはいえ、そこは完璧に花粉を遮断できるわけではないので、むずむずとすることもある。
そして、いきおいくしゃみが出ることも往往にしてある。
その時にである、
マスクを外していいものなのかどうか、の判断が悩ましい。
もちろん風邪引きさんが咳をするときにマスクを外す選択肢はないだろう。
しかし、花粉症のくしゃみは、言わずもがなツバを撒き散らすことになる。
マスクを着けたままくしゃみをすると、ツバがマスクの中に撒き散らかされて、マスクの中がツバだらけになってしまい、マスクがくっさーくなってしまうのである。
この破壊力はえぐい。自分の口から吐き出されたとは思えないほどの臭さを生じるのは皆さんもご経験済みであろう。
なので、アッシは、くしゃみが出そうになると、
慌ててマスクを外し、斜め下を向きながら、場合によっては衣服の腕部分などで口を抑えながら、時間的余裕があればズボンのポケットからハンカチを取り出し口を抑えながら、くしゃみをするのである。
それにしても、この対応が結構めんどくさい。
元々が花粉症なので、いくらマスクを着けているとはいえ、結構な頻度でくしゃみをしたくなるんだよなぁ。それも突発的に起きることが多くて、ハンカチが間に合わないことも多々ある。
マスクつけたままでも、ツバが中にこもらない、自然と蒸発してくれるような、そんなマスクあったら、即買いしまっせ。