【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol2

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アッシの高校時代からの友人に、江本(仮名)という男がいる。

この男がどでかいことをしでかした。

第一話はこちらから。

【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol1

東京と関西と、大学で離れ離れになりながらも細長く続いていた関係であったが、大学卒業、就職と時を経るにつれ次第にその関係も切れ、疎遠になっていったアッシ達であった。

ところがひょんなことから、江本が上京し、しかも結婚していたことを知り、赤沢含め、高校時代のうまがあったメンバーたちと再開を果たす。

 

思いがけず旧交を温めることになったアッシたちは、その後、不定期ではあるものの、3ヶ月に一回程度のペースで集まって飲むようになった。

当時はまだLINEが今ほど一般的ではなかったため、アッシと赤沢が幹事役となり、個別にメールや電話で連絡を取り合いながら、その時その時で集まれるメンバーが集まるという形で、徐々に母数も増やしながら不定期開催の会合が続いていた。

ちなみにこの会合はアッシにとって、利害関係なく本音のみで話せる唯一の場といってもいい存在である。トランプ政権や安倍政権の是非から、AIがもたらす社会の変化や、働き方改革から憲法9条、果ては下世話な話まで、表裏なく、カッコつけることもなく、素で討論、激論できる会合なのである。

 

会合の開催タイミング自体は、アッシか赤沢がどちらからともなく、そろそろやろか〜みたいな感じで日程調整をして、メンバーに集合をかける、極めてゆる〜いものである。

 

このときも、そんな感じで、また、そろそろ会合でも催そうかということになり、日程を決め、メンバーに連絡をしていた。

事件はその時起きた。

 

いつものように江本に連絡をとる。

 

(アッシ)「次回の集まりやけどさぁー」

(江本)「おー、それなー」

 

「実はな、嫁が死んでん。」

 

(アッシ)「え?」

 

(江本)「なんかなー、ディズニーランドいってたら急に倒れて

救急車で運ばれてんけど、そのまま死んでん。」

 

さらっと言ってきた。

江本は元来、見かけはカッコ悪いくせに、いや、カッコ悪いからこそなのだろう、高校時代から(たぶんアッシ達が出会う前、それこそ幼少期からだろう)カッコつける癖が強くあり、大ごとが起きたときも、飄々といなすのがカッコいいという美学を持っている節のある漢である。

で、今回もそれが出たのか、それとも、今回はあまりのショックの大きさにまだ受け止められていないのかは定かではなかったが、こんな大ごとをさらっと言ってきた。

アッシは、

「おっ、おぉっ、そ、うかぁ。わかったわぁ。」と間の抜けた受け答えをするくらいしかできなかった・・・

【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol3

【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol4

【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol5

【コツ】銀座NO.1ホステスを射止めた男の話vol6

へ続く。

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