将来が見えている意識高い系による危機感の煽りは非生産的

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最近仕事をしていて、「うちの社員、イマイチだめなんですわ」的な話を社長や、社長直轄組織の人から聞くことが多い。

で、よくよく話を聞いてみると、

「もう今までみたいに○○(その会社の主力事業)だけ作っていてもだめなんですよ」とか、

「これだけ産業構造が変化しようとしているのに、何も考えていない」とか、

「言われてたことをやるだけなんですわ」とか

「給料もらって、少しでも楽しようとしている」

みたいな話がボロボロ、ボロボロ出てくる。

 

うんうん、わかる、わかる。

こういった意識高い系の人から見たら、意識低い系の人にフラストレーションがたまるんだろうなぁっていうのが。

俺が頑張って稼いでるお金でのうのうと給料もらいやがって的な感じというか。

だからといってこういう意識高い系の人は、だったら自分も、と、自分が意識低い系に入るのは嫌なんだよね。これはプライドの問題というよりは、自分の価値を社会に問いたいという強い欲求がすでに顕在化しているので、もはやその欲求に嘘をつくことはできないっていうのが近いと思う。

だからこそそういう意識高い系の人は、意識低い系の人をなんとか変えようとするんだけど、けどそれって果たして本当に幸せなことなんだろうか?

社員みんながみんな意識高い系の会社がいい会社なんだろうか?

なんか、想像するだけで疲れませんか?社員みんなが、俺が俺がって我を張り合っている会社って。

言われたことに特に疑問を感じず、仮に疑問を感じたとしても表立って口に出すこともせずに、ただただ黙々とやって、定時でさっくり帰る。そんな人たちが大勢を占める方がよっぽど会社ってうまく回ると思うけどなぁ。

俺が俺がってギスギスすることなく、会社の潤滑油がたっぷりあるというか。

で、それこそ将来このままではダメだということが見えている意識高い系の人が、次の方向に会社を導いていけばいいだけなんだと思う。

現状に危機感を覚えていない人に無理やり危機感を煽って、このままじゃダメなんだぞってことを植え付けようとしてもなんか生産性が無いというか。誰もそれを望んでいないというか。

どんだけ危機感を煽ろうとしても、「そんなこと言うけど、まぁなんとかなるっしょ」的な感じで多分自分ごと化しないだろうし。意識高い系の人がそこにわざわざエネルギーを注ぐくらいなら、新しい方向を考えることにエネルギーを注いだ方がよっぽど効果的だと思う。

現場から、どんどんどんどん新しいことが自発的に生まれてきて、会社の第2第3の柱になっていく、なんて姿はただの理想論であって、現実的には、一部のエリートが第2第3の柱を見つけて、意識低い系の人を引っ張っていくのがいいと思いますけど・・・

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