ドロンジョとブラックジャック。パートナーエージェントの広告が良い

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世界には35億もの異性がいて。

日常の中で出会える人は一握り。

そう考えると自分の世界は狭い。

本当に自分に合うパートナーは、

どこか遠くにいるかもしれない。

すべての人に、運命の人がいる。

ことし、新しい誰かに出会おう。

 

想像を超える出会いを。

 

これ、パートナーエージェントという結婚相談所?マッチングサービスの会社の広告。

いい広告だと思う。

特にボディコピーがいい。

「すべての人に、運命の人がいる。」と言い切っているのも清々しいし、ブルゾンちえみよろしく、35億の始まりもいい。

すべての行の文字数が綺麗にレイアウトされているのもいい。

そして、なによりも、かのヤッターマンシリーズの悪女、ドロンジョと、孤高の天才医師ブラックジャックっていうキャスティングがいい。

ドロンジョの職業がNGO団体職員となっているのも芸が細かくていい。

そしてこれ、グラフィック広告もいいけど、動画もいい。動画というか、モノローグ的に両者の心の声がナレーションとして入るものだけど。

「医者か、年収は悪くないわね。」とか「鼻っ柱の強い女だ。嫌いじゃない。」とかとか。

 

こういう結婚マッチングサービスものの広告って、実写のモデルでやるとすっごい嘘くさくなるんだよな。そんなかわいい子とか、イケメン、こんなサービスに登録してないやろっていう。

だからといってリアルユーザーを出したって華が無いから夢もかけらもないっていう、すごく難しい条件だったと思うんだよな。

それをドロンジョとブラックジャックというフィクションのアニメキャラクターを持ってくることで、嘘くささを感じさせない。万引きでも何でもコソコソやればやるほど後ろめたさが出て怪しくなるのであって、堂々とやったら意外とバレないみたいな感じで。一種の振り切るってことだと思う。

それにしても、確かにドロンジョも妙齢の女性なわけで、設定によると24歳とのことだけど、現実社会の文脈においてみると、毎日毎日、太っちょとガリ出っ歯の物足りない男性部下と仕事にあけくれて、プライベートも無しだもんな。そりゃ、結婚マッチングサービスの一つも利用したくなるわ。

で、このフィクションのアニメを現代社会の文脈においてみる、っていうのを採用しているのが最近のプリキュアで、その名も「HUGっと!プリキュア」というらしい。

主人公の設定が、子育てをテーマに子供を守るお母さんということらしく、今時の女性活躍が主題化されていて、敵キャラも、クライアス社なる会社組織で、ボスキャラがその組織の社長で、その組織が結構ブラック企業という現実社会に即したような設定になっているらしい。

特に敵キャラ組織には、支社に出向制度があったり、稟議書をあげたり、部下を束ねる中間管理職的ポジションがあったり、失態を犯した場合(プリキュアを倒せないなど)は始末書を書いたりと、サラリーマン組織を忠実に再現しているみたい。

大人にも興味を持ってもらえるように、という狙いかもしれないし、ただ世相を反映している、ってことかもしれないけど。

アニメが世相を反映するっていうことでいえば、日本を代表する長寿アニメ、サザエさんのスポンサーはずっと東芝で、だからこそサザエさんの日常には、さりげなくテレビや洗濯機などの家電が描かれ、それらがサザエさん的中流家庭を支えるということが描写されてきたわけだけども、東芝の不祥事、赤字化の問題でついにスポンサーを降りることになった。

で、その代わりにアマゾンが決まったみたい。一社提供という訳ではなく、子供服の西松屋、ダイワハウスと共同スポンサーということみたいだけど。カツオも中学生になってスマホを持つようになるのか、波平がAIスピーカーのアレクサを買ってくるのか、三河屋のサブちゃんはクロネコヤマトに中途入社して、「ちわーっす、アマゾンです」なんて言いながらワカメちゃんのネットショッピングしたものを宅配するようになるのか。。。

どうなる、サザエさん・・・

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