【マーケティング】10万円貯まる本ってコンセプトが結構スゴイ

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昔、会社の先輩が「10万円貯まる本」で500円玉貯金をしていた。

商品説明によると

本のページの穴に500円玉をはめるたびに、次の都市、隣の街へと「貯金の旅」がすすんでいきます。左ページには、現在地のガイドや、お金情報のコラム入り!旅行気分で世界一周しているうちに「10万円貯まる本」。

これ、コンセプトが秀逸だと思う。

もともとは、100万円貯まる貯金箱というのがあった。

その名の通り、500円玉で貯金すれば、100万円貯まる貯金箱。

その前は、ぶた(ぶたじゃなくてもいいけど)の貯金箱。いわゆる一般的な貯金箱。

ぶたの貯金箱も、100万円貯まる貯金箱も、10万円貯まる本も、お金を貯金するというスペックは同じだが、

ぶたの貯金箱  <  100万円貯まる貯金箱  <  10万円貯まる本

と、お金の貯まりやすさについての進化が見える。

100万円貯まる貯金箱のポイントは、目標を数値化したこと。しかも100万円という結構な額で。100万円も貯金箱みたいなもので貯められるのか!?という新鮮さもあって、トライアルの動機が形成される。

ここには、貯金箱とは、”端数の余ったお金やちょっとしたお金を入れて受動的に貯めるもの”から”意思を持って能動的に貯めるもの”への変化がある。

そして、10万円貯まる本。

お金を貯めている意識よりも、世界旅行を進めている意識が勝る設計になっている。貯めていると貯金をしているという意識も薄れてくる。もはや貯金箱という概念を超えている。そのくせ結果的にはお金が貯まるという何とも優れた商品だと思う。

受動的貯金   →   能動的貯金   →    無意識的貯金

これは、もともとはお金を貯めることが目的だったはずが、より大きな目的(世界旅行を進める)が設定されることで、もともとの目的(お金を貯めること)が手段に変わっていると捉えられる・・・

みたいな風に続けて、手段と目的について書こうと思ったけど、まとまらないから、それはまた今度。

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