日清紡って何をやっている会社?認知度は上がった?

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大王製紙が日清紡の紙事業を200億円で買収とのことで、それ自体はどうでも良いんだけど、日清紡?

って、あの日清紡?

犬のサラリーマン二人羽織みたいなので、

「に~っしんぼ~う、に~っしんぼ~う、何をしてるかわからない~」

みたいなCMをやっている、あの日清紡のことみたい。きゃりーぱみゅぱみゅが出ているCMもあった。

「いま、必要な会社」とかっていうタグラインを恥ずかしげもなく使っている日清紡。

メイン事業は、エレクトロニクス事業とブレーキ事業とのこと。具体的に何をやっているのかはよくわからないけど。

ちなみに、恥ずかしげもなく言っちゃっているシリーズでいうと、最近の日本電産のCMも同じ類。

「もし、日本電産がなかったら」みたいな設定で、自動ドアが開かずにむりやり開けないといけない、っていうCM。

普通に押して開けるドアにするわ~。

なんかこういう、どや顔CMとか、どや顔タグラインってほんと見ていてげんなりする。

 

で、日清紡みたいに、結局何をやっているのかよくわからない、ただの売名CMはおいておいても、

いろんな会社の人と話をしていると、「まずは知名度を上げたい、とりあえずCMをうちたい」っていう話をよく聞く。

さすがに名だたる大企業ではそんな話はないけど、世の中に知られていない企業なんて山ほどあるので、この手の話はいまだに結構ある。

大体は、調査結果によると課題は認知率が他社よりも低いことです、みたいなことが言われる。

この背景には、

①認知率が低い。

⇒②お客さんが買おうと思った時にリストに入らない。

⇒③リストに入らないから選ばれることもない。

という推測がある。

なので、

①まずはリストに入ることが大事。

⇒②そのためには知名度を上げたい。

ということなのだけど、

これだけだと

①CMをうつ。

⇒②知名度が上がる。

⇒③お客さんが買おうと思った時にリストに入る。

⇒④???

となり、リストには入るけど、結局その先で選ばれるかどうかは・・・?となり、認知度は上がったけど・・・、で・・・?となってしまう。

もちろん品質に自信があって、リストにさえ入れば選ばれる、っていうことがあるかもしれないけど、

その場合、課題は、「認知度が低いこと」ではなく、『品質の良さが伝わっていないこと』と捉えないといけない。

課題を『品質の良さが伝わっていないこと』と特定できれば、

品質の良さを伝えるためにどうすればいいか?を考えることができる。

店頭で試食、試飲、などのデモンストレーションをしてもいいだろうし、サンプル品を配布してもいい。もちろんCMでも品質の良さを徹底的に伝えることに特化できるだろう。

これが、『認知度が低いこと』を課題と捉えてしまうと、

面白動画を作ってSNSでシェアさせるとか、街角でチラシつきポケットティッシュを配布するとか、CMでもそれこそ日清紡みたいに社名を連呼する、みたいなことになってしまう。

ただ、よっぽどの低クオリティ業界でない限り、リストにさえ入れば選ばれる、なんて甘いことはない。

今の時代、他社の製品・サービスも相応に品質が良いからだ。

もちろんプロの専門家からすれば、自社の製品・サービスの方が品質が良いのかもしれないけど、それが消費者に有意の差として映らない限り、その差は無いに等しい。

逆に言うと、プロの専門家からすれば多少品質が劣っていても、消費者が有意に他社よりも品質が良いと感じれば、その商品・サービスは選ばれる。

とはいっても、消費者が見ても明らかに実際の品質が劣っているのであれば、ただの誇大広告に過ぎず、二度と選ばれることはないけど。

なので、

消費者が、有意に、他社よりも品質が良いと感じるポイントは何か?

だったり、

品質うんぬんよりも、消費者がこっちを選びたい!と思わせるポイントは何か?

を考え抜くことが肝要であり、

ただ認知率を上げるだけで解決できるようなことはほとんどない。

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