働くモチベーションを上げるコツは承認欲求よりも手応えマネジメント

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承認欲求

いろんな場面で耳にするこの言葉。

フェイスブックの「いいね」とかインスタグラムやツイッターでのシェアとかSNSについて語る文脈で使われたり、

働きがいとか働くモチベーションとかについて語る文脈で使われたりもする。

ちょっと小偉ぶろうとする人が、「結局は、承認欲求を満たしてあげるってことですね」なんて言ったりもする。

いろんな場面で耳にするけど、なんか分かるようで分からないんだよなぁ、承認欲求って。

言葉の出自が社会学か何かの学問だからなのかもしれないけど、なんか表現に手触り感が無いというか。

日常生活で”承認されたい”って思う? 承認って何? っていう違和感があった。

ところが、最近、ふと腹落ちする表現を見つけた。

それが、

手応え

 

承認欲求っていう言葉で語ろうとする現象って、手応えを得たいってことなんじゃないかと思う。

例えば、フェイスブックでいいねをもらうとか、ツイッターでシェアされることを求めるっていうのは、自分の意見とか思いが単なる言いっぱなしでWEB空間上に霧散するのではなく、言ったことに対する手応えを得たいっていうのがあるのだと思うし、

仕事の場で語られる、働きがいとかっていうのも、何か手応えがある、ってことなんじゃないかと思う。

例えば、困っている人を助ける介護の仕事に働きがいを感じる、っていうのは自分のサポートで助かっている人、喜ぶ人、お風呂に入って気持ちよさそうにする人、が目の前に存在するという手応えを感じられるってことなんじゃないか。

 

ちなみに人のモチベーションについては、ダニエル・ピンク著のモチベーション3.0にまとめられている。

モチベーション1.0 :生きるために働く。(生存)
モチベーション2.0 :カネのため&罰せられないために働く。(アメとムチ)
モチベーション3.0 :自分の内から溢れる~~をしたい!を実現するために働く。(内発性)

で、これからの時代は、モチベーション3.0、自分自身の内発的な動機づけこそ必要だという話で、これも、なんとなくはそんな気がするけど、どこか違和感があった。なんか現実的じゃないというか。

例えば、教師が、自分はやっぱりプラモデルを作ることが好きだ、だからプラモデルを作ることを仕事にしたい、と思えば、教師を辞めて、

プロ プラモデル作り代行(実際に存在する、プラモデルを徹底的にこだわって作る様子を早回し再生した動画をYouTubeにアップして広告費を稼ぐユーチューバー)をやるしかないし、

寿司職人が、自分はやっぱり車が好きだ、車を売る仕事がしたい、と思えば、寿司職人を辞めて自動車販売店に転職するしかない。

もちろん、究極的には内発性に突き動かされるがままに転職でも起業でもすればいいのかもしれないけど、どこか非現実的だ。

ビジネスの現場で求められるモチベーションって、

今の仕事にモチベーションを感じるようになること、だと思う。

多くの人は、今の仕事と、自分の内から溢れる~~をしたい、という気持ちが重なっていないと思う。

やりたくない仕事をやっている人もたくさんいるだろうし、やりたくないってほどではないけど、自分がどうしてもやりたい!って自信をもって言えるほどではない、っていう人が大半なはずだ。

そんなときに、働くモチベーションを上げるポイントが、手応え、だと思う。

手応えを感じるようにするのってそんなに大仰なものじゃないと思う。

客商売だとお客の何気ない「ありがとう」「ごちそうさま」かもしれないし、工場労働者だと、積み上がっていく製品かもしれない。サラリーマンだと、以前よりも見やすい書類を作れるようになることかもしれない。

手応えを感じるポイントって人それぞれ違うとは思うけど、手応えを感じる種って実はいろんなところに無造作に転がっているんじゃないだろうか。

それに気づき、丁寧に拾い上げ、自分にとっての手応えをマネジメントすることが幸せに働くポイントなんじゃないかと思う。

そして更には、多くの社員が自分のやっている仕事に手応えを感じられるように、社員の手応えをマネジメントし、今の仕事にモチベーションを感じられるようにすることこそ、

働き方改革の波を乗りこなしながら、これからの経営者たちが考えなければいけないことだと思う。

 

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