成果主義のデメリットを克服するために必要なこと

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同じ会社なのに、A店とB店とでお客をとりあっているとか、ECサイトとリアル店舗でお客をとりあっているとか、営業マン同士の争いが激しいとかってことを相談されることがよくある。こういった競争の背後には成果主義がある。

成果を上げればそれだけボーナスがもらえたり給料が増えたりするから、会社という全体の成果よりも、個人や各店舗、各事業部ごとの成果を重視してしまっている。

もちろん給料を餌に競わせることで、競争が無い時よりも力を発揮することもあるとは思うけど、成果主義って歯止めがきかなくなりがちで、目先の市場だけを食いつぶすようになったり、冒頭の相談事のように本来は仲間であるはずのライバルを蹴落としてでも売上を追い求めるみたいなことになって社内がギスギスしたりとマイナスの要素が大きい気がする。

成果主義を背景にした自社内での競争って必要なんだろうか。本当は、競争なんかなくて、全員で売上げを上げる努力をするのが理想なのではないか。

競争を入れないと怠けるやつが出てくるってことなんだろうけど、とするならば、怠けるやつがでないような、みんなで頑張ってみんなが報われるような仕組みや組織を目指すべきなんじゃないか。安易ににんじんをぶら下げて競争原理に頼るのではなく。

で、そのベースとなるのは、社員同士の信頼関係であり、お互いがお互いを尊重し合うことであり、更には、仕事を金銭的な報いだけで捉えない心持ちだと思う。

中にはきっついだけの仕事があるのは分かる。けど、そうではなく、お金以外に、自分にとってプラスと捉えられる仕事もあるはず。というか、むしろ、仕事をそのように受け止める力、というかスキルこそが必要なのではないか。金銭的にはそこまで満足はしていないけど、これだけ人脈ができたとか、達成感があったとか、自己成長した、とか。

雇い手である経営者は、仕事を、お金以外の側面で捉える心持をつくることをすべきではないか。全員が納得するようなお金の配分は不可能。だからこそ、経営者はお金では換算できない何かを配分、というか与えなければいけないと思う。有限の物を分けて配るのではなく、無制限に引き出せる何かを。

そんな会社は強いと思うけどなぁ。

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