飲食店のドタキャンに関してこんなことが始まったそうで。
全日本飲食店協会、電話番号でドタキャン歴を照合するシステムを無料提供。
これ自体は、めちゃめちゃ分かるんです。
飲食店側からすると、予約席を確保しておいたのにドタキャンされるって。そりゃ、営業補償の一つでも必要でしょう。個人店舗なら尚更ですよね。
営業補償が得られないのなら、そんなドタキャンするような客の予約は受け付けたくないですよね。
だから、こういったシステムが飲食店側からの要望で生まれるのは頭では理解できるんです。
けど、 けど、ですね、 なんか腑に落ちないんですよね。
なんでドタキャンの連絡を入れないんだろう???
「お客様は神様です」なんて言葉を客側が履き違えてはいないだろうか??
「お客様は神様です」っていうのは送り手側の話であって、受け手側がそれを真に受けたらいかんだろうと思うんです。
ちなみにこういうのって、会社の会議室予約とかでもあると思うんです。とりあえずキープしとけ、みたいな。
もちろんアッシもしがないサラリーマンなので万が一に備え会議室をキープしておきたいっていうのは分かるんです、分かるんですけど、キャンセルになったら即座に一報入れましょうよって思うんですよねぇ。
その数分で社会的コストが大きく減少するんですからねぇ。
で、話をこの飲食店システムに戻すと、飲食店側からするとドタキャンのせいで売り上げが落ちてしまっているという事情があるんだと思うので、こういったシステムが発生してしまうのは仕方ないことだと思うのです。
けど、なんかこういうシステムで管理することで、殺伐とする社会が嫌なんですよねぇ。
まぁ結局こういうのは人間性の問題だと思うし、つまるところは教育の問題だとは思うのです。
ドタキャンして平気な人がドタキャンして平気な人を生みだしてしまっているんだと思うんです(生物学的な親子とは関係なく)。
けど、青臭いかもしれないですが、人間関係ってそういうことじゃないと信じたいんですよね。
こんなシステムなんて無くてもうまく回る社会がきっとできるはずだって、人間には自浄力が備わっているはずだって信じたいんですよね。
こういうシステムが生まれないために自分自身何ができるのかわかりませんし、今できることと言えば身の回りの人にドタキャンするなら連絡入れようなって言って回ることしかとりあえずできることは思い浮かびませんが、
こういうシステムに頼らない社会が実現することを切に願いながら、本日は筆を置かせていただきます。