俺だよ!志バーグだよ!!立川志らくとM1グランプリ

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで笑ってはいけないトレジャーハンターの面白かったシーンについては先日書きましたが、

別にめちゃめちゃ面白かったわけじゃないけども、頭に残ると言うか、ついつい言ってみたくなるので口に残るとでも言いましょうか、

それが、 立川志らくが、スピードワゴンの井戸田扮するハンバーグ師匠に扮して叫ぶ、

「俺だよ!志らくバーグだよ!!」

なんかすごく叫び甲斐のあるフレーズなんだよなぁ。

ことあるごとについつい叫んじゃう(もちろん家で)。

立川志らくといえば、M-1グランプリの審査員くらいしかみたことはなかったけど、その時の印象は、静かながらもニヒリズムというか。

けど結構鋭いことを言う、みたいな印象だった。

そのM-1グランプリ。

今年(というか2018年)を少し振り返りると、 2018年のM-1グランプリといえば、なんといっても終了後のとろサーモン久保田、スーパーマラドーナ武智による上沼恵美子批判が話題を呼びましたが、

これ、いろんな芸能人やコメンテーターがコメント出していたけど、 多かったのは、「上沼さんは大御所やで」とか「審査員引き受けるって大変なんやで」とか「審査員を批判するって言うのは番組を批判するってことや」とか「松っちゃんにも失礼や」みたいな論調。

あと、「個人的にどういう感情持ってもええけど、それをSNSで公表するのはあかんわ」とか「そもそもM-1の出場制限を結成10年までに戻さなあかん」というのもあった。

島田紳助引退に伴う休止後を経て、今は結成15年まで出場OKということになっているようで、それやともはや新人ではない、ということみたい。

だから、審査員批判も出てくると。

まぁ、笑い飯も、アンタッチャブルも、フットボールアワーも、ブラックマヨネーズも、チュートリアルも、サンドイッチマンも、今までほとんど見たこともなかったようなコンビが綺羅星のごとく現れて一躍おもろ芸人として登りつめて行く、というのが醍醐味でもあったから、結成を10年に戻すっていうのはありやと思う。

とはいえ、今回の(いや、今回も)上沼恵美子の審査コメントはひどかったと思うけど。個人の主観で審査するのはええと思うのよ。客観的な基準なんてないんだから。

けどね、好き、嫌いって言うたらあかんと思うねんなぁ。おもろいかどうかでしょ。基準は。自分がおもろいと思ったかどうか、それだけを基準にしてほしいけどねぇ。

まぁ上沼恵美子の場合は、おもろいかどうかが、表現としては好きかどうかになったってことかもしれないけど、なんかええ歳こいたおばはんがビジュアルで評価しとるんちゃうか、っていう誤解は招いたと思うけどなぁ。

そういう意味で、ジャルジャルの国名分けっこ、おもろいけど、これが漫才なのか?みたいな巨人師匠のコメントがあったけど、これもナンセンス。

漫才かどうかの詳細の定義なんか無いわけやし、紳助竜介もダウンタウンもツービートも笑い飯も、過去の枠組みをぶち壊してきたわけなんやし。

優勝した霜降り明星のネタについても、ボケのせいやがネタ中、ステージを所狭しと暴れまわるわけだけど、ネタ終わりがマイクの前じゃなくてステージのすみで終わったことで、ネット上では、漫才としてどうなん?的なことが言われたりもしてるみたいやけど。

センターマイク一本だけを使って、おもろかったらそれでええやん、って思うけどなぁ。

ガキ使 笑ってはいけないトレジャーハンター 名場面シーン

毎年恒例、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで笑ってはいけない24時。

今回(2018年)はトレジャーハンター編。

ようやく全て見終わりました。

リアルタイムで見たのは紅白の合間合間で3割くらい。 毎年同じ流れ、同じ企画でも笑ってしまう、古典落語の域に達したと言えるかもしれない当番組ですが、 勝手にトレジャーハンター編ベスト5を順不同で発表します。

1.松っちゃんが遠藤に何か歌ってとの無茶振りに、遠藤が軽くモノマネを入れながら長渕剛のとんぼを歌い出すシーン

2小節ぐらい歌ったら、松っちゃんが加わり2人で熱唱。

さらに2小節ぐらい歌ったところで次は誰が入るねん的な空気の中、浜田が加わって、全員OUT。 深夜の疲れてきた頃ならではの感じのある笑いだけど、松っちゃんに振られてすんなりと歌い出す遠藤、さすがです。

(後日談:後ほど企画化されました〜)

2.蝶野正洋にビンタされんとする方正の意味のわからない言い訳というか、やぶれかぶれで田中になすりつけようとするシーン

定番中の定番感のある蝶野ビンタネタだけど、これ、決してビンタされるシーンが面白いのではなくて、ビンタをされる渦中の中で必死に逃れようとする方正が面白いんだよなぁ。

ビンタをされないとオチないんだけど、オチよりもフリの方が面白いというか。 必死に罰を逃れようとする芸は方正が一級やね。

その流れで、

3.方正恒例の着替え後のTバックお尻にバシバシしばかれていくシーン

今回は方正クイズに他のメンバーが答えられたらセーフというルールの中、方正は他のメンバーになんとか正解を答えさせようとするけど、結局間違えたり答えられずでバシバシしばかれながら、必死に抗議する方正、おもろい。

方正にしろ、浜田にしろ、半分本気でキレるのがおもろいんだよなぁ。

4.バーテンママに扮した友近がちんどん屋的世界観の歌を歌うシーン

これは説明が難しいけど、なんやろう、友近にしかできない、昭和、いや江戸の情緒あふれる笑いと言いますか。

♪座高道中、ちんとんしゃん〜♬ が頭から離れませんわ。

5.キム兄の号泣シーン これも、ダウンタウンと同級生だけど芸歴は下という立場のキム兄だからこそ面白い芸というか笑いですね。

笑いの中身は、ただただ松っちゃんとの思い出を話すという、演出によっては感動シーンのはずなんやけど。

他にも爆笑シーンは多々あったけど、こうして印象深かったものを振り返ると、友近のやつ以外は、どれも偶発的というか、台本にはないであろうアドリブシーンが今回はよかった感じがするなぁ。

というよりも、定番がしっかりしているからこその、それ以外の遊びの部分を楽しめるってことかもしれないけど。

すべらない話と千原ジュニアのこれにて宇宙は便所であるの関係

千原兄弟の弟、千原ジュニアが週刊SPA!誌上で、

「すなわち、便所は宇宙である」

なるコラムを連載している。

千原ジュニアといえば、すべらない話の進行を務める、話芸のスペシャリストであり、芸人による芸人の大喜利イベント、IPPONグランプリの常連でもあり、朝の情報番組、ビビットのコメンテーターでもある。

そんな千原ジュニアのコラムが面白くないわけがない。

そして、千原ジュニアといえば、古くはアッシが高校生の頃(もう20年以上前である)、関西では人気の絶頂を迎えており、サバンナ、モストデンジャラスコンビ(ケンドーコバヤシの元コンビ)、二丁拳銃、水玉れっぷう隊らを従え、なにわのお笑い若手芸人最筆頭であった。

また、スタイルもよかったことから、当時はファッションリーダーでもあり、アッシも恥ずかしながら、ジュニアの、デニムのつなぎに革ジャン、ドクターマーチンブーツにインスパイアされ、そのままコピーしていたこともある。

東京に出てきてからも、友人と単独ライブを見に行って、腹を抱えて笑った。

そんな千原ジュニアのコラム。

その内容は、単に芸人の裏事情というか私生活観をタレ流すというものではなく、日常に対して新鮮な視点で切り込むものになっているので、頭を使った笑いを楽しめる。一個ずつ、映像を想像させられるというか。

ちなみに、千原ジュニアが便所で思いついたことを書き留める便所ノートがあり、それが本コラムの元ネタになっていることから、「すなわち、便所は宇宙である」と名付けられているとのこと。

そしてその単行本の最新巻にして最終巻、6冊目となる、

「これにて、便所は宇宙である」が先日発売された。

ちなみに、この単行本、タイトルに毎回一味工夫があって、

「すなわち、便所は宇宙である」

「とはいえ、便所は宇宙である」

「あながち、便所は宇宙である」

「はなはだ、便所は宇宙である」

そして、本人が結婚した際には、

「このたび、便所は宇宙である」なんて、ちょっと結婚報告を匂わせるタイトルワークで、

そして、最終巻が、

「これにて、便所は宇宙である」

となかなかに洒落込んでいる。

この最終巻で、アッシが最も印象的だったのは、トイレ表示の話。

(ちなみに本コラムは、元ネタが便所ノートだからか、ジュニアがお腹が弱いからかわからないけどトイレ関係のエピソードが結構多い)

曰く、

個室トレイは、中に人が入っていれば、「入っています」を示す赤表示になるけれども、そんなものは要らないだろうと。ノックするなり、ドアを開けようとすれば閉まっているので人が入っているのは分かると。

それよりも、必要なのは、中に入っている人が、外に並んでいる人がいるかどうかがわかる表示だと。

最近はスマホのせいで、長トイレが増えていて、お腹に弱いジュニアは何度となく間に合わず漏らしたことがあるようで。

こんな調子で、確かにっ、と膝を打つようなコラムが満載となっています。

中には、すべらない話で見たことのあるエピソードの裏話や続き話なんかもあったりで楽しめる。

で、すべらない話もそうだけど、よく、こんなにたくさんネタがあるなぁと感心するのだけど、アッシも、また最近毎日ブログを書くようになって、友人からは、よくそんなに書くことあるなぁと言われることがある。

けど、これ、多分、すべらない話に出ている常連芸人も同じだと思うんだけど、発信する場が設定されていると、必然的に話のネタを探すというか、発信の場が無いと見過ごしていたであろうネタに気づけるんです。

アッシも、ブログを書くのを中断していた時は、ネタなんて思いつかなかったけど、再開するようになってから、これ書けるな、あ、あれも書けるな、とどんどんネタに気づけるようになったというか。

だから、あんなに何回も番組が成り立つほど芸人がすべらない話を持っていることがすごいというよりは、

すべらない話っていう番組自体が、すべらない話を生んでいるのだと思うんです。

2016年M1グランプリ決勝第2ラウンド審査員問題はあるけど

やってきました。M-1グランプリ、決勝第2ラウンド。いよいよ大詰め。今年度、一番面白い若手漫才師が決まります!

2016年M1グランプリ まずは敗者復活戦から

2016年M1グランプリ決勝戦のハイライト(前半)

2016年M1グランプリ決勝戦のハイライト(後半)

決勝第2ラウンドに残ったのは、『銀シャリ』『和牛』『スーパーマラドーナ』

今のところ、審査員の松本人志の、「銀シャリと和牛で最高のご飯ですね」が一番おもろいボケ。

決勝第2ラウンド、トップバッターは『スーパーマラドーナ』。時代劇設定の切られ役ネタ。うまくまとまってはいるけど爆発力がない。なんかちょっとしつこいねんなぁ。絶対第1ラウンドの方がおもろかった。ごめん、優勝はないわ。

2組目 『和牛』。祭りでプロポーズネタ。めっちゃおもろい。和牛お得意の、ボケボケ水田君と冷静ツッコミ真奈美ちゃんの真骨頂を見せてもらいました。カエルに指輪をはめてびっくりさせる水田君。まさかカエルとしゃべり続けるボケが伏線になっているとは。伏線を伏線と思わせないおもしろさ。しかも、しかも指輪は見つかったのにカエルを探す水田君に大爆笑。

で、結局はカエルがつけてた指輪を気持ち悪がる冷静真奈美ちゃんと、ぬるぬるやから付けやすいやんけ!と憤る水田君の痴話げんかがヒートアップ。いや~、いいね。最高。腹がよじれる。これ、優勝やわ。

で、ラストは『銀シャリ』。ウンチク合戦ネタ。わかるし、おもろいし、安定してるねんけど、爆発力はないねんなぁ。ナイツとか爆笑問題系というか。

で、アッシ的には優勝は『和牛』やったけど、結果は『銀シャリ』。で、『銀シャリ』に入れたのが、オール巨人、上沼恵美子、中川家礼二。そら、そうなるよ。安定感求める人らやもんなぁ。

『和牛』を選んだのは松本人志で、『スーパーマラドーナ』を選んだのは博多大吉。

結局は審査員の趣味嗜好によるところは大きいなぁと感じたし、かといって一般視聴者もやっぱり『銀シャリ』なんやろうな、とは思う。けど、銀シャリのネタは決勝第1ラウンドの方が絶対おもろかったって!

ネット上では、審査員が関西によりすぎだとか、吉本ばっかりだとかっていう批判があがっていて、東の人として、爆笑問題とかなべちゃんを入れるべきだったとかって声もあるけど、どっちも漫才が爆発的に面白いわけじゃないからなぁ。ビートたけしもお笑いの一線からはちょっと遠ざかっているし。結局漫才が面白い人が関西の吉本に多いってことだと思うけどなぁ。

なにはともあれ、銀シャリ、おめでとう!

これで年末年始の関西ローカル番組では銀シャリ、和牛が出まくるんやろうな。

2016年M1グランプリ決勝戦のハイライト(後半)

言わずと知れた若手の漫才コンビNO.1を決める大会、M-1グランプリ。

敗者復活選はこちらを。2016年M1グランプリ まずは敗者復活戦から

決勝戦前半、1組目~5組目はこちらを。2016年M1グランプリ決勝戦のハイライト(前半)

6組目 『ハライチ』。テレビでおなじみのコンビだけどネタは去年のM-1で見たことあったくらいかな。澤部のツッコミ一人相撲的な印象が強い。で、ネタはというとRPG(ドラクエだね)をテーマにした、あるあるネタ。左脳的に理解する系のネタで、まぁおもんないわ。86点。

7組目 『スーパーマラドーナ』。名前もネタも初めてのコンビ。番組始まりの、視聴者による1位、2位、3位あて企画では2位にランクイン。楽しみやんけ~で、見ると・・・・おもろい!エレベーターに閉じ込められた男女ネタ。これ、漫才というよりもコントやん、っていうツッコミはあるだろうけど、ええわ~。居弱体質なボケと筋骨隆々のツッコミがそれぞれええ味を出している。94点。

自分で得点をつけていて、ここらで審査員の難しさを実感しました。初っぱなにある程度点差をつけておかないと、あとあと微妙に刻めなくなる。もちろん同じ点数つければいいだけの話ではあるかもしれないけど、やっぱり審査をする以上は、自分的順位はつけておきたいというのがプロの審査員でしょ。

なので、スーパーマラドーナ、おもろかったけど銀シャリから1点低く94点。

8組目 『さらば青春の光』。名前は聞いたことある。多分キングオブコントかな。ネタは、あるある話に、「漫画やん」でツッコミ続けるネタフリに、「能やん」でツッコム、ボケ。ちょっとボケがしつこかったけど、「能やん」は破壊力抜群。今年のM-1でもっとも息ができないくらい笑った瞬間だったので、94点。(あ、スーパーマラドーナと同点になってもた。)

ラスト9組目は敗者復活から勝ち残った『和牛』 ドライブネタ。冷静にボケまくる水田君と、ツッコミの真奈美ちゃん。おもろい。弁当を捨ててしまった水田君とそれに怒る真奈美ちゃんのクライマックスがツボ。やっぱり逆ギレっておもろいねんなぁってのはあるけど、その伏線として水田君のキャラを作りきったところが勝因やろうな。95点。(あ、銀シャリと同点や)

改めて、審査員の難しさを痛感しながらも、アッシ的には、

同点1位、『銀シャリ』『和牛』

同点3位、『スーパーマラドーナ』『さらば青春の光』

で、番組では、『銀シャリ』『和牛』『スーパーマラドーナ』。

『さらば青春の光』が落ちた。ちょっと「能やん」がしつこかったかな~。「浄瑠璃やん」までは良かったし、「ねじりはちまき~~(なんちゃら)やん」まではぎりぎり良かったけど、その後は蛇足というか、おもしろさを下げたなぁ。

で、決勝戦第2ラウンドに続く。

2016年M1グランプリ決勝戦のハイライト(前半)

言わずとしれた、若手の漫才コンビNo.1を決めるM1グランプリ2016。

2016年M1グランプリ まずは敗者復活戦からでは、敗者復活戦の印象について記したが、いよいよ決勝戦。準決勝を勝ち残った8組プラス、敗者復活戦を勝ち残った『和牛』の計9組で争われた。

名前を聞いたことないのは『カミナリ』ぐらいで、後は名前は聞いたことあるコンビばかりで、ネタを見たことあるコンビもちらほら。

ちなみに、審査員は、松本人志、オール巨人、博多大吉、上沼恵美子、中川家礼二の5人。

トップバッターは『アキナ』。めっちゃ大人な5歳児。うん、悪くない。おもろい。爆発力はないけど安定感はある。アッシ的には90点。

2番手 『カミナリ』。ボケのはげ頭をとりあえず殴るツッコミ。ちょっとツッコミがしつこいかなぁ。殴りすぎやし。ネタが終わってから見せた、「僕たち仲良しで、信頼関係あるんで、(どれだけ殴っても)大丈夫です!」みたいなコメントが一番おもろかった。88点。

3番手 『相席スタート』。女ボケは雰囲気ある女芸人みたいな企画でちょいちょいアメトーーークとかに出ている。確かになんかエロい雰囲気はある。で、ネタもそれを前面に出した、合コン×野球の「思わず振ってまいましたわ」ネタ。ツカミの段階でネタバレさせるというアッシがあんまり好きじゃないスタイル。このスタイル、よっぽど作り込んでないと見ている側の期待を越えられないんだよなぁ、とかって思いながら見ていたけど、そもそもこんな風に余計なことを考えさせてしまう時点でやっぱりこのスタイル、アッシは好きじゃない。

で、結果は、まぁ、うまくまとめましたね。という感じ。やっぱりこのスタイルあかんわ。89点。

4番手 『銀シャリ』。M-1については極力前情報を入れないようにしているけど、番組が始まった時、1位、2位、3位を予想する視聴者企画をやっていて、前評判は1位。けど、アッシはそんなバイアスかけて見まへんで、とか思いながら見てみると・・・

めちゃ、おもろい。ドーはドーナツのド♪、レ―はレモンのレー♪、のドレミの歌の、ドーナツ、レモン、ミカンを、いろいろと置き換えていくネタ。これも、ネタバレではないけど、前段階での制約が結構あるから、ボケが飛べるのかどうか、とか余計なことを考えさせてしまうスタイルだけど、彼らは超えた。「ファーはファッションのファー」「ファーはファーのファー♪」で爆発。いや~、おもろかった。95点。

5番手 『スリムクラブ』。彼らは、一度M-1の舞台でネタを見たことがあった。圧倒的にゆっくりしゃべるそのスタイルが斬新だと一部でもてはやされてたみたいだけど、アッシは全然おもしろくないと思っている。けど、久しぶりやし、新しいことやるか!?と期待していたけど、何も新しくない。昔のまんま。よく決勝に残れたな。敗者復活戦組の3組(ミキ、インディアンス、とろサーモン)の方がよっぽどおもろかったわ。84点。

2016年M1グランプリ まずは敗者復活戦から

言わずとしれた、若手の漫才コンビNo.1を決めるM1グランプリ2016。

参加条件はコンビ歴15年未満ということだけ(2010年まではコンビ歴10年未満)。プロ・アマ問わずのガチンコ大会。

2001年から始まり年を重ねるごとに盛り上がりを見せ、最終年の2010年頃には年末の風物詩にすらなっていた大イベント。そんなM-1グランプリが昨年度、2010年の第10回大会以来の復活を見せ、そして今年もめでたく開催された。

歴代チャンピオンは、

中川家、ますだおかだ、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、チュートリアル、そして笑い飯と、そうそうたるメンバーで、チャンピオン受賞後はバラエティ番組の中心となって活躍している(ノンスタイルとパンクブーブーはそうでもないけど)。

去年のチャンピオン、トレンディエンジェルはアッシ的には納得がいかないけど、審査員が歴代チャンピオン勢と若返ったことが影響したのだとも思う。ちなみにこれまでの審査員は、回によって違うけど、島田紳助、松本人志、ウッチャンナンチャンのナンチャン、オール巨人、大竹まこと等々これまた豪華メンバーだった。

で、2016年。敗者復活戦、決勝戦が先日行われ、テレビ放映された。

まずは敗者復活戦から。

準決勝で敗退した20組が再度ネタを行い、視聴者投票によって決勝に行ける1組を決める。

20位のコンビから順にネタを披露。テレビの深夜帯とかで見たことあるコンビもちらほら。けどまぁそんなにパンチないなぁと思っていたら、前々からちょこちょこ気になっていた『とろサーモン』。とんねるずの笑わず嫌い王で見たのだっけかな?帰省した際に関西ローカルの番組でも見たことあったかも。

おっパブ店のマイクパフォーマー歴のある久保田のボケが面白い。今回のネタも、キツネのなんちゃらとかいう、なんかようわかれへんことを延々と説明するボケ。おもろい。

お次は『ミキ』。彼らもなんかのネタ見せ番組で一回見たことがある、メガネの兄弟コンビ。イラチなちびデブお兄ちゃんが、だんだんイーッ!!となってくる漫才。おもろい。だんだんイーッ!ってなってくる漫才ってツボなんだよなぁ。

あとは、『インディアンス』。超ポジティブにしゃべりまくるボケの人。ナカイの窓でハイテンション芸人みたいなときに出ていておもろいなぁと思ってたけど、やっぱりおもろい。芸風はアンタッチャブルのザキヤマにちょっと似ている。ただ、アンタッチャブルの漫才はツッコミの柴田の怒りツッコミがザキヤマの超ポジティブボケの面白さを倍増させているけど、おしいかな、インディアンスはツッコミが普通だから、ボケが単品でおもしろいだけ。漫才大会向きではない。けど、十分おもしろい。

敗者復活の視聴者投票は3組できるみたいで、アッシとしてはこの3組やなぁと思っていたけど、実際に勝ち残ったのは『和牛』。

確かに面白い。ボケのやつのすっとぼけた顔とか、顔そのままのボケとかはええねんけど、敗者復活のネタはなんかパンチがなかった。まぁ安定感はあったけど。

プロフェッショナル小藪千豊の裏の顔

今やテレビでその愛情あふれる毒舌ツッコミを耳にしない日はないほど勢いのある長身面長芸人、小藪千豊。吉本新喜劇最年少座長(当時)として誉れ高い。

アッシが初めて小藪の存在を知ったのは、人志松本のすべらない話。

数々のすべらない話を披露し、MVS(Most Valuable Suberanaihanasi)の称号も手にした小藪。印象深いのは、「そんな声、出るん」

嫁の弟の連れのいきったあんちゃん(通称だんじり)と一緒にスノボーに行った時の話で、

行きの車の中でのいきりっぷり、現地に到着してからのいきりっぷり、そしてまさかのオチ。これぞすべらない話の真骨頂とも呼ぶべき話。

まっちゃんやジュニアからの「小藪、お前はおもろいけど、ほんまに悪いやつや」というコメントが小藪の話芸のすべてを表している。

同じ状況に出くわしても、全然面白く語れない人もたくさんいるだろう。すべらない話を披露できる芸人がその地位に鎮座する所以は、すべらない体験をしていること以上に、その状況に対する主観的洞察、そしてネタフリからの話の組み立てがやっぱり秀逸なんだよな。

一昨年、ダウンタウンの笑ってはいけない24時のワンコーナー、千原ジュニアが仕切るゲーム対決で、その年の新年会の山−1グランプリに出場した宮武ぜんたなる芸人の「お題の有名人の悪口を想像で言う」というネタを使って、出演者たちがリズムに合わせてテンポよくお題の有名人の悪口を言っていく、というゲームがあり、

そこでMCの千原ジュニアが「本人もクスッと笑えるような悪口をお願いしますよ」と言っていたのだけど、小藪のツッコミってまさにそうで。

キツイトーンであえての大阪弁ばりばりでつっこむのだけど、その内容は聞いている人たちはもちろん、言われた方もクスッと笑ってしまうようなつっこみ。

MCもこなせて、ひな壇もこなせる。今田耕司とか千原ジュニアと並び、そこにいるだけで面白いこと言うだろうなと安心して見ていられる芸人の1人、そんな小籔千豊がNHKプロフェッショナルで取り上げられることに。

テレビで見かける芸人としての顔立ちよりは、吉本新喜劇座長としての顔にフォーカスした取り上げられ方で、ここ10年以上ちゃんと新喜劇を見ていないアッシとしてもすごく新鮮だった。

吉本新喜劇といえば、小学生時代、土曜日学校から帰ってきたらお昼ご飯を食べながら見るというのが定番だった(なんじゃそら3人組の印象が強いけど)。

最近も、深夜のTVKかなんかでやってたりもして、たま〜に見たりもしていたけど、すっちー&吉田の「ドリルすんのかい」なんかはありつつも、まぁ古典的なドタバタコメデイやとばっかり思っていたけど、

吉本「新」喜劇という名前の通り、小藪は新しいことにどんどんチャレンジしてるんやね。ゼロから新しい笑いを生みだすその姿にしびれましたわ。タレントとして出演している姿からは想像もできない、一切笑いのない会議風景やネタ合わせ、毎回毎回のネタのブラッシュアップ・・・

実は一回も生で新喜劇見たことがないので一回見ないとね。

ツッコミがどんどんボケに変わっていく、陸王よろしく「乳王」。生で見てみたいですわ。