キリンのチューハイ、氷結の志村けんCMをちょいちょい見かける。バカ殿からの三味線まじ弾き。今回はこの、バカ殿から三味線をまじ弾きする、氷結の志村けんCMを考察します。
氷結の志村けんCM
懐かしのバカ殿
バカ殿って今年で30周年とのこと。ワチキが小学生の頃大人気だったな。バカ殿だけじゃなくて志村けん自体が大ブームだったもんな。だっふんだとか、だいじょ~ぶだ~とか、流行っていたなぁ。
バカ殿で言えば、季節季節の節目にバカ殿スペシャルみたいな番組があって、その中の1コーナーとして人間すごろくみたいな企画で美女とお風呂に入るシーンがあった。あの頃はゴールデンタイムなのに美女の乳首がぽろりというか、堂々と出てたのが今でも印象に残っている。お茶の間に一瞬変な空気が流れてたけど、それを補ってあまるくらい生おっぱい、生乳首は魅力的だった。
三味線の既視感
CMでも往年のバカ殿志村けんが着物美女を追い掛け回す。懐かしい。で、唐突に場面は変わり、着物姿で真剣に三味線を弾く志村けん。これなんか既視感あるなぁと思ったら昔、キリンラガーのCMでいかりや長介がベース弾いていたのと同じ画だね。
いかりや長介と言えば、子供の頃の「さいしょはグー、まったまったグー、いかりや長介あたまがパー、正義は勝つ、じゃんけんほい」のかけ声が記憶に残っている。晩年はドリフのおふざけモードとは完全に一線を画し、渋い俳優になった。踊る大走査線の和久さん(わくさん)役が象徴的。
志村けんも、そういうキャラ狙っているのかな。それにしても、ラガーも氷結も同じキリンだから、パクリって問題にはならないとは思うけど。ラガーは、渋い中年、男のラガー。みたいなイメージに晩年のいかりや長介×ベースがはまっていたけど、氷結と渋い中年ってつながりあるかな。
ちなみに、志村けんの三味線だけだと画がもたないと思ったのか、バックには東京スカパラダイスオーケストラが。スカパラとのコラボにすることで楽曲自体の話題化も狙ったんでしょうかね。
氷結のキャッチコピー
で、キャッチコピーが
「あたらしくいこう」
なんじゃそりゃ。
見た目、全然新しくなっていないし。勝手にいけよ、って思うし。何が言いたいねん。しかもそれで志村けんのバカ殿って。
そもそも氷結ってネーミングとパッケージが象徴しているように、氷でキンキンに冷やしてアウトドアでかんぱーい、みたいなブランドだと思うけどなぁ。とりあえず氷結買っておけばOKみたいな。EXILEのサントリーモルツの世界観の方が近いと思うけど。
あたらしくいこうってことは、そんなアウトドアでかんぱーいブランドから脱するってことなのかな。で、大人の氷結、みたいなイメージ作りたいってことか?そういえばキリンって昔、大人の炭酸みたいなの出していたけどあれもなくなったなぁ。