「他人に干渉されるのがあまり好きではない」
「プライベートな内容を聞かれるのが苦手」
私も幼い頃から、家に来るお客様や、冠婚葬祭等の親族の集まり、はたまた通学中に話しかけてくる人まで、
顔見知り、見知らぬ人問わず、学校のことや家族のことについて聞かれるのが、大の苦手でした…
大人になっても少し前までは、基本的に来客も、親戚の集まりも、外出先でたまにいらっしゃるお喋りが大好きな方もあまり得意ではありませんでした。
そして、話しかけられるとひたすらドギマギするばかりで、無理がある言い訳をして印象を悪くしたり、墓穴を掘って言いたくないことを言ってしまったりしていましたが、
このコツに気づいてからは言いたくないことは回避して話すことができています。
干渉してくるタイプも様々ですが、相手の心理状態を知って、何を目的にしているかがわかれば、誰でも上手く内情干渉をかわすことができます。
相手を変えることは難しいですが、ちょっとした自分の意識を変えることで、会話の突破ルートを見つけることができるようになるので、知っておいて損はありませんよ!
干渉してくる人の主な目的
意識的、無意識的に関わらず、干渉してくる人には深層心理で何かしらの目的を持って話しかけてきます。
まずは一般的に多く見られる目的についてまとめました。
- 自己主張したい
- 野次馬感覚
- 相手を見極めたい
- 会話がしたい
これだけが全てではありませんし、これらが複雑に混ざっている場合もありますが、
まずは「こんな心理状態の人もいるんだな」と、1つずつ理解して、得体の知れないが故の恐怖心をなくしていきましょう!
自己主張したい人
このタイプは、単純に自慢がしたいか、自分が優位に立てる存在を探している人です。
自分の話したい分野について聞いてくることがほとんどなので、ある意味素直で、深層心理が読みやすいタイプです。
具体的には、
「ご出身の大学はどこですか?」
→「私は○○大出身で〜」
「○○さんのご職業は?」
→「まぁ、そうなのね!私は◻︎◻︎、旦那は△△で〜」
といったように、とにかく自分の話がしたいという目的がわかりやすいので、このタイプを見分けるのは簡単だと思います。
野次馬感覚の人
こちらは物珍しいことがあると、気になって寄ってきてしまうような、好奇心旺盛な人といえるでしょう。
このタイプには割と1つのテーマについて深掘りされることが多く、興味を持たれてしまうと芯を食った質問で、踏み込んで欲しくない所まで踏み込まれてしまうような少々厄介なタイプです。
「なんで?」「どうして?」系統の質問が多く、感覚的には見透かされるような視線や、興味深々といったキラキラした視線を受けることが多いです。
相手を見定めたい人
このタイプは警戒心が強く、自分の周りの環境を守りたい気持ちが働いているが為に、私達をどんな人なのか知りたがっている人です。
野次馬感覚の人とは逆で、深掘りというよりは、幅広く色々なことを聞かれることが多い印象です。
もちろん深掘りされることもありますが、ある程度納得したらそれ以上は踏み込んでこないので、
見定められるような視線を受ける割に、あまり突っ込んだ質問をされず、色々な分野に枝分かれしていくように話していくのはこのタイプです。
また、警戒心が強いので、あまり自分の話はしないのも特徴的です。
単純に会話がしたい人
とにかく誰かと話すのが大好きなお喋りさんです。
質問内容はきっかけに過ぎず、世間話から、身近なニュースから、私達に関する質問から自然に離れていくことも多いです。
単純なお喋りさんなら、お話上手な人が多いので、
(ここは踏み込んで欲しくないなー)という雰囲気を出すと、結構察して話題転換してくれることも多いのですが、
深層心理に野次馬さんが混ざっている場合も多く、深掘りされることも多いので、要注意です。
タイプ別 回答回避のコツ
質問者の心理状態がわかたところで、のらりくらり質問を流していくコツをタイプ別に紹介します!
自己主張型さんのかわし方
先ほども言った通り、自己主張さんは自分の話を聞いてもらい、認めてもらいたい人達なので、
相手の話を「適当に」相槌を打ちながら聞き流すのが最善です。
この適当にというのは割とポイントで、このタイプは、自己顕示欲が高いタイプであるので、
「もっと認めて欲しい」
「この人になら優位に立てる」
と、どんどん自慢話がエスカレートしたり、自分の優位性を高める為に相手を貶してくることもあるので、
☑️下手に褒めすぎない
☑️長く話を聞きすぎない
というのを意識しながら、適度に話を聞きつつ、あまり長くなりそうなら適当に切り上げるのがおすすめです。
野次馬型さんのかわし方
好奇心旺盛な野次馬さんには、
質問には最小限で返答し、別の話題にシフト、もしくは質問返しして対処しましょう。
このタイプには、とにかく興味を持たれないことが重要なので、「知りたい圧力」を感じても必要以上に答えてはいけません。
できれば、1単語+語尾で答えられれば理想的です。
具体的には
「これからお買い物ですか?」
→「はい」
「お住まいはどこですか?」
→「(ざっくりした地名で)○○です」
といったように、必要以上の情報を与えなければ、話のとっかかりが少なくなり、自然と会話の壁ができるので
やや角が立っても大丈夫な相手や、あからさまに、これ以上聞かれたくないオーラを出しても引かない相手にはこの対応で十分です。
ただ、やはりこれでは素っ気ない感じが出てしまうので、面倒でも関係が悪くなると困る相手には、
こちらから別話題を振ったり、逆に質問してあげましょう。
話題の内容は、連想ゲームのように、やや関連性のある話題にすると、スムーズに移行してくれるので、
発想を柔らかくして、話題を移行させるチャンスを見逃さないようにしましょう。
とはいえ、最初は連想ゲームで話題を変えるのが難しいと感じると思うので、
おすすめは、同じ質問を返すことです。
質問返しをして、あまり返答したくなさそうなら、
「そうですか、では」
で別れてしまえばいいし、
(このとき、いかにも相手の気持ちを読み取ったから別れるという演出をするのがおすすめです!決して素っ気ない態度をとってはいけませんよ!)
すごくたくさん話したいことがありそうなら、適当に聞いておけば大体話題が逸れていきます。
見定め型さんのかわし方
このタイプは、自分の周りの環境を脅かされることを警戒しているので、
「私は無害ですよ」
というのを納得させられればいいのです。
なので、オブラートに包んで話す、あまり問題にならないことなら軽く嘘をついてしまうというのをおすすめします。
警戒心強い人に嘘なんてついて、大丈夫?と思われるかもしれませんが、
時として軽い嘘は、中途半端な本音より整合性が取れ、納得させやすく、かつ自分を守る武器になります。
例えば、体を壊して転職することにした時、ほとんどの人が面接等で
「なぜうちの会社に転職したんですか?」
→「前の会社がブラックで…」
よりも、
「なぜうちの会社に転職したんですか?」
→「御社の企業理念に憧れて!」
と言いますよね?
前者は前の会社の悪口になってしまい、印象が悪くなる上に、
どういう仕事形態だったのか
自分の仕事の処理能力に問題はなかったのか等、
どんどん自分が話したくない所まで深掘りされるのが安易に想像つきます。
後者は転職希望先の良いところを言えばいいわけですから、
印象は良いですし、余計なことも聞かれません。
また、ブラック企業で体を壊した等と知らなくても基本的には大きな問題にはならないので、(会社の健康保険等に加入の際は問題になるかもしれませんが、病歴の申請さえすれば、原因となった理由までは必要ありませんよね)
このような場合は嘘をついてしまった方がスムーズに事が進むわけです。
ただし、
☑️嘘をついてボロが出そうな場合
☑️問題が後々発生しそうな間柄
では嘘はNGなので、そういう時はオブラートに包む話し方をします。
また、前の章でお話しした野次馬タイプにはあまり嘘はつかない方がいいです。
深掘りされることが多く、ボロが出やすい上に、
ちょっとしたこともよく覚えていて、ネタとしてあちこちで話してまわるタイプが多いので、
気づかない内にあちこち広まって、嘘に嘘を重ねていかねばならない苦しい状況に追い込まれがちになるからです。
嘘はつくのは楽ですがリスキーでもあるので、
あまり嘘が得意ではなかったり、不安がある場合は、
見定めタイプ相手でも、嘘とは言えない程度の大枠に沿ったオブラートに包んだ話し方でかわしましょう。
会話大好き型さんのかわし方
お喋りさんの会話のテーマは基本的になんでもいいので、
自分の得意な話題にシフトさせたり、相手に関連がある質問をするのが有効です。
野次馬さん混じりの会話好きさんの割合も多いので、対処法が似ていますね。
ただ、目的の占める割合が「会話」が多い場合だと、
「内情を知りたい」よりも「相手と話を続けたい」の方が気持ちとして強くなるため、
少し濁した話し方をすると、引いてくれることが多いので、野次馬さんよりは比較的楽に対応できると思います。
また、会話好きさんに合わせて自分がこれなら話せるというテーマに誘導、
テーマが見つからない場合には、相手に関連した質問等を投げかけてあげることで、印象良く受け取ってもらえます。
相手のことをあまり知らなくても、
☑️付近のおすすめスポット
☑️持ち物や服装のおすすめ
など、ぱっと見でもヒントはあるので、
周りのもの+おすすめで取っ掛かりを作ってあげると、お話好きさんは流れるように話し続けてくれるので、意識的にヒントを探してみましょう。
まとめ
今回は人の干渉から上手く逃れるコツを解説しました。
相手の深層心理を読むということは言葉で聞くと難しいように感じますが、
意外と仕草や表情にヒントが隠されているものです。
相手がどういう心理状態で質問を投げかけてくるのかがわかれば、
自分も相手も不快にさせることなく円滑な会話ができるので、
相手からのヒントを読み取って上手な社交術を身につけていきましょう。
次回は「相手の心理状態の見抜き方」を深掘りした記事になっているので、そちらも併せてチェックしてみてください。
コメント
こんにちは、これはコメントです。
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Have a great day. Bye
Thank you for reading!
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